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登録有形文化財制度



登録有形文化財は1996年に改正された文化財保護法に基づいて、文化財登録原簿に登録された有形文化財のことで、登録の対象は当初は建造物に限られていたが、2004年の改正で建造物以外の有形文化財も対象になりました。

主な登録建造物は江戸時代のものから明治以降に建造された建造物約7800件が全国にあり、東京大学の安田講堂や大阪にある日本基督教団大阪教会や愛媛の松山地方気象台など、石やレンガ造りのものが多いですが、中には高知県にある畠中家住宅(野良時計)などの古民家なども登録されています。

1996年の文化財保護法改正により従来の文化財の指定制度に加えて登録の制度が創設され、文化財指定制度は、戦後の急激な高度成長期成長による都市化で明治以降の近代の多種多様な建造物がその価値を評価されず解体されていくことを危惧して定められたものです。

昭和40年代ころから文化財に指定される事例が増え、重要文化財指定制度のみでは不十分になり、より緩やかな規制で幅広く保護していく、必要性が議論され、指定制度を補うために登録有形文化財が創設されました。


文化財保護法改正以前は、建造物のみとされ、美術工芸品、歴史的資料などは除外されていましたが、2004年の文化財保護法の改正で、建造物以外の有形文化財も登録の対象にされ、有形民俗文化財、史跡や名勝などの天然記念物につても従来の指定制度を補完するものとして登録制度が導入されました。


登録されたものは『登録記念物』と呼ばれます。

【登録有形文化財登録基準】


建築物、土木構造物及びその他の工作物(重要文化財及び文化財保護法第182条第2項に規定する指定を地方公共団体がおこなっているものを除く)のうち、原則ととして建設後50年を経過し、かつ、次の各号に該当するもの

1:国土の歴史的景観に寄与しているもの

2:造形の規範となっているもの

3再現することが容易でないもの

ちなみに私の住んでいる愛知県には356件が『登録記念物に』に指定されています。

平成25年3月1日現在 文化庁HPより

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アサヒハウジング

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