門から玄関まで緩やかなスロープとして、車椅子でも通行可能としました。
室内もバリアフリーは必然ですが、トイレや浴室もゆったりスペースをとり介護しやすいように配慮しました。
玄関には、桧の一枚板を用いたベンチを配し、靴を履くときに腰掛けたり荷物の仮置き台として利用できます。
壁には桧の羽目板、建具も桧を採用し、玄関に入ると心地よい木の香りにつつまれます。
LDKは家の中央に配置し、水廻りと部屋との動線を考慮しました。また、屋根勾配なりの天井により実面積以上
の広がりを演出しています。壁は珪藻土塗り、腰壁には青森ヒバ、床はカバ桜の無垢材で米糠が原料のキヌカと
いうオイルで仕上ています。お施主様は、木の香りにつつまれた明るく風通しの良いリビングで、居心地の良さ
についウトウトと居眠りすることもしばしばだとか。自然素材をふんだんに使った健康的で安全な木の住まいは、
住む人にやすらぎを与え年を経ると共に本物の良さを味わえるそんな住まいです。
ギャラリー
建築地: さいたま市
テーマ:
完工日: 1994年12月