敷地は角地でありながら道路後退、建ぺい率50%・容積率80%という条件で、41坪の中にプライバシーを確保しながら広がりのある居間を作りたいという要望をいかにすっきりとした空間にまとめるか?その回答として、中庭側はすべてガラス、隣地側の壁は高窓のみとして、外に閉じながらも中庭に開いた空間を設計しました。その結果、ガラス越しの螺旋階段が地下から2階まで伸びている様子が中庭からうかがえ、居間には座卓のテーブルで中庭との一体感が生まれます。
居間の吹抜けと上部のガラス床パソコンルームによって空間を縦につなぎ立体的にも広がりを作りました。
共働きの家にふさわしいように、防犯の配慮として中庭へ入る目隠しフェンスは門の役目も果たしています。
また、地下にはトップライト・吹抜け・螺旋階段・ドライエリアと光を楽しめるように作り、2階の子供部屋は居間の吹抜けに面して北側斜線上の屋根裏にロフトを作りました。
三角形の2枚の大きなガラスが内部の光を生み出し、夜景もきれいな家となっています。
小さな工夫として、内部建具の上部にはガラス欄間窓により広がりを感じさせ、2階のインナーテラスのグレーチング床により1階玄関に光を取り込み、差込む様子が時間によって変化します。
【お客様の声】
「子どものかくれんぼの場所がたくさんあり楽しい家」
「木格子越しの緑豊かな中庭が目線がそろう居間と一体となり、昼は光りあふれ、夜は戸袋に引き込めるガラス障子でプライバシーも保たれます」
「家庭が中庭、居間で一体となれる家」
「米松の木がリゾートのようで気持ちいい!!」
ギャラリー
建築地: 神奈川県横浜市
テーマ:
完工日: 2001年03月