お客様の希望は「お年寄りの心がなごみ、懐かしく、古き良き時代をかもし出すような建物にしてほしい」ということでした。
また、お客様自体もレトロな品物をたくさん持っていてそれらを飾っても「違和感の無い建物を。」という事でしたので、この古民家風のデザインにしました。
設計やデザインのコンセプト
デイサービスの施設を建築させていただきました。高齢者福祉施設ですので、
皆様がくつろげる大広間を中心に水廻りやその他の部屋を配置しました。
また、構造的には、芯梁工法という長いスパンを飛ばすことのできる、小屋組とし柱の数を減らすことにより大きく空間が取れるようにしました。
これらのように随所に工夫を凝らしています。
そして、小屋組自体をデザイン化し、古民家を強調するようにしたのです。
古民家をイメージさせる小屋組み(梁・桁の組み方)により、木造でも大空間をとることができます。
この事例のデイサービスでは、52番札所太山寺の近くですので、お遍路さんのお接待もされています。県内外のお遍路さんが休憩に立ち寄られています。
ギャラリー
建築地: 愛媛県全域
テーマ:
完工日: 2008年03月